保育園が決まると、保育園から面談と健康診断の日程が送られてくる。
今回は、面談のお話。
ちなみに私はあまり服に興味がなく、いつもどうでもいい格好をしているのだが、見るに見かねた夫がこの日のために春物のきれいな服を選んで買ってくれた。
しかし当日は、上がってきた気温が突如冬に逆戻りして、なんなら雪予報も出ているという状況だったので、いつもの格好で行きましたとさ。
保育園に着くと、先生方が数人出迎えてくれて
「こうちゃん。こんにちは!」
と名前を呼んで挨拶してくれた。
通りすがりの調理の方まで
「こうちゃんでしょ?こんにちは」
と言ってくれて、これには感動した。
こうちゃんは、初めての場所が楽しみ過ぎてにこにこ、人見知りはしないんだけど一応義理程度にはくねくねして照れてる部分も見せていた。
2階に向かう。
その際、先生たちは階段を上る様子をしっかり観察していて
「足がいち、に、って出せるのねえ。すごいねえ。」
なんて誉めてくれる。
通されたのは、先生たちの控え室。
そこで私は、保育主任の先生と向かい合って座る。
「足崩しちゃって大丈夫ですよ」
って言ってくれた。
その横にちょっとスペースがあって、子どもはそこで保育士さんとおもちゃで遊びながら待つらしく、そのために若いお姉さん先生も待機していた。
保育園での過ごし方や持ち物の説明があり、家庭での様子のヒアリングもある。
どんな子に育ってほしいですか?なんてのも訊かれる。
「これなんだろう?って思える好奇心と、やってみよう!って思える冒険心を保ったまま大きくなっていってほしいですね。あとはもう、自由に」
って答えたら、保育主任の先生が口をちょっと開けたまま止まった。
私が慌てて
「あ、優しい子、とかそういう事ですか?!挨拶とかね、もちろんそれも大前提なんですけど、なんか大枠で捉えてしまって💦」
と言い足したら、
「いえいえ!すごく大事なことです!」
と言ってくれた。
持ち物の中には、名前を縫い付けたりゴム紐を縫い付けたりするものがあって、実物を見せながら説明してくれた。
これ、本当にありがたい!
第一子だと、何でも初めてだから。
あとは災害時の連絡ルートとかの話。
都内同士だと電話が通じないけど他県の親戚とかを経由してなら電話が通じるケースがあるから、実際には私や夫の両親がもう70超えていて代わりにお迎えに来るなんて無理でも、連絡先として書いていいですよって言われた。
なるほど、納得。
隣の会話が聞こえてきて微笑ましい。
息子「(電車を並べながら)ひとつ、ふたつ、みっつ!」
先生「数が数えられるのね、すごいね」
息子「これはみぎにくっちゅける?」
先生「うん、右にくっつけよう!、、、こうちゃんは、電車が好きなんだね。車も好き?」
息子「ぶるどーざー!」
先生「ブルドーザーが好きなんだね。かっこいいよね」
途中、隣で遊んでいた息子が急に私の膝に乗ってきたりもしたが、保育士さんていうのはさすがで、話すほどに私も緊張が解けていって、和やかに面談は終了した。
帰りがけに、全部の教室を見学させてくれた。
息子、興味津々のあまり無言になり、ゆっくり歩き回っておくち半開きで色々なものをじーっと観察。
息子が加わる予定の教室では、ちょっとだけおもちゃで遊ばせてもらったんだけど、新しい子に気づいた子どもたちが興味を持ってどんどん近づいてきて、お互い様子を伺いながらなんとなく一緒に遊び始めた。
時間的にお迎えラッシュが来そうだったので、適当に切り上げて帰ることにした。
先生たちに送り出されて、自転車に乗ると
「またいくー!」
と宣言された。
「楽しかった?」
「うん! またいくー! ママもいこうね!」
いきなり気に入ったらしい。
さすがだわ、保育士さんたち。