2020年10月13日火曜日

【生後167日】赤ちゃんとのお出かけ【生後5ヶ月14日】


カンガルー陽子を名乗るほど、己の信念により抱っこを重視している私ですが

最近ベビーカーもお気に入りです。


なんたってね、自分のスタミナと相談せずに遠くまでお散歩に行けますから。


抱っこひもお出かけの場合は、まず腰との打ち合わせがあって


私「今日あっち方面に20分歩こうと思うんだけど、どう、行ける? ちなみに気温は21度ね」


腰「うーん、、、たぶんOK。でも帰りのお買い物、あんまり重いのはやめてよ?米とか。あんたこの前、米とみりんとジャガイモいっぺんに買ったでしょ?ああいうのやめてね」


っていう下りが必須なんだけど、ベビーカーなら


私「いこか❗」


腰「OK」


だけで済む。


それに、寝返りをするようになった今

飲食店に滞在している間は、ベビーカーの方が安心。


公園で休憩も可能。


ずっとあんまり出来なかった、写真を撮るお散歩も可能になった。


そんな今、六本木の商業施設内にあるレストランに行く用事が出来た。


キッチンさんとお話しするためにいくので

それが可能なカウンター席を希望。


カウンター席はハイチェアなので、ソファー席のように横に寝かせておく訳にはいかない。


ベビーカーで行こう。


ベビーカーで電車に乗ったこと無いから不安だけど、、、


ところが夫から、こんな指摘が。


「日比谷駅で乗り換えるの大変だぞ?」


階段での乗り換えだと、短い階段を2回上ればいいだけなのに

エレベーターで乗り換えようとすると

一度地上に出て、ちょっと歩いてからまたエレベーターで下がる。


所要時間10分。


初めてだし方向音痴だから15分かかるかもしれない。


おまけにこの日の天気は、予報ではぐずつきそう。


ベビーカーで、傘?


うーん、、、これも初めてだな。。。


この前、西松屋で、すっかりおなじみになった店員さんからベビーカーカバーを試させていただいたんだけど

とても私の手に負える代物ではなく、買うのはやめた。


カバーつけたり外したり、電車に乗るときベビーカー畳んだり

って、そんな器用なこと、私には出来ん。


きっと鬼瓦みたいな顔になってしまう。


そんなママは駄目だ。


雨の日は、抱っこして、カバーかけてる。


さて、乗り換え可能駅がもう1つある事を思い出したので、そっちも調べてみたけれど

そっちは更にぐるぐるする。


人も多い駅だし。


私の脳裏に、赤ちゃんごとベビーカーをひょいっと持ち上げて駅の階段を降りるRちゃんの後ろ姿が甦った。


あれを私もや、、、れないなあ。


もし転んじゃったりしたら、こうちゃんも恐怖体験するし

周りの人も怪我させちゃうかもしれない。


やっぱり、ベビーカー×電車デビューは

夫が一緒の時にしよう。


よくよく考えたら、その六本木の商業施設は

受付でベビーカー借りれるじゃないか。


よし、その作戦で。


出発してみて解ったんだけど、ベビーカーで電車に乗ったらかなりの面積を食う。


小心者の私にはちょっとハードルが高い。


スムーズに乗り換えをして、銀座線で六本木へ。


知らない間に、駅が1つ増えていた。


虎ノ門ヒルズ駅が出来てたの、知ってました?


そしてヒルズに到着。


花壇のベゴニアをこうちゃんと眺めてからお店へ。


ランチのピークを既に脱しているかを偵察しに抱っこひものままで向かったら

そのまま入ってしまったので、こうちゃんはお膝の上。


こうちゃんはキッチンさんたちにもサービスの人たちにも笑顔を振りまき

ご機嫌でした。


色んな人に抱っこしてもらって嬉しそうにしてた。


この子もいつか人見知りするのかと思うと不思議な感じがする。


抱っこしてくれる前にめちゃくちゃアルコール消毒してくれるのも

昔では考えられない光景で、不思議な気持ちになる。


途中で寝てしまったけど、抱っこひもをそっと装着してそのまま寝ててもらって

ゆっくりメインを食べた。


別にベビーカーじゃなくても、食事は成り立っていた。


何の不自由もない。


帰りに、もしベビーカーで来ていたら

と想定して、色んな所を歩き回ってみたんだけど

結構めんどくさいんだね。。。


私はまあどうでもいいとして、車椅子の人たちはいつもこんなに遠回りで大変なんだなあ。。。


などと考えつつ、電車に乗って、あいてたから座っちゃったんだけど

赤ちゃん抱っこしてると、男性は隣に来にくいよなあと思って

壁側にくっついて、こうちゃんの足がぴょこんとキックしないように

手でカバーしながら座っていた。


これ、ママあるあるじゃないかしら?


でもやっぱり、体の大きい男性は来にくいよなあ。


そのうちやっと、人が来た。


細身のおじいちゃんが座って、こうちゃんと無言で遊んでくれた。


その後おばあちゃんが座った。


「この子は、どっちかしら?」


明るい色のお洋服を着せがちなせいか(私が隠れメルヘンで夫が平和な人なため、パステルカラーが多い)

よく訊かれる。


「男の子です」


と答えたら


「私も男の子3人育てたのよ。いちばん上の子が、もう63なの。すごいでしょ?」


と笑って、こうちゃんを眺めながら


「懐かしいわ」


と言い、ずっと遊んでくれた。


赤ちゃんとのお出かけは、色んな人との触れ合いが発生して

いつも心温まる。


噂に聞いていた、迷惑そうな顔されたり

ご年配の見知らぬ方から説教されたりという事はまだ一度もなく

(あるらしいんですよ、怖い)


いつも平和に行って帰って来られている。


良かった、世間は優しい。


最寄りのスーパーのレジのおばちゃんは

私が妊婦の時から、買い物かごをさっと運んでくれてたんだけど

今でも優しくて、他の列に並んでても気づいて目顔で呼んでくれる。


大丈夫ですって言っても、今でもよほど並んでなければかごを詰め替え台まで運んでくれて

こうちゃんにバイバイもしてくれる。


スーパーの警備員さんも、スーパー内の100均のレジのお姉さんも

いつも温かく見守ってくれてる。


世間は本当に優しくて、私は今までなんで知らなかったんだろうと思う。


こうちゃんが来てくれて、世界の色が変わって見える。


生んで良かったなあ。



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