2020年10月19日月曜日

【生後173日】BCGの苛酷さときたら【生後5ヶ月20日】


今日は、こうちゃんを連れてBCGの注射をしてもらいに行ってきました。


いやあ、思い出しただけでも落ち込む。。。


ふわっとした感じで行ってしまったんですが

BCGってクリリンの眉間よりも多く点々が残るやつですよ。


最初に「BCGとは」というDVDを観る。


その中で、「注射針はこんな感じでーす🎵」と教えてもらえるんですけど、、、


まるで剣山。


血の気が引いた。


痛そう。


しかも、2回打つですって⁉️


自分が全く痕が残っていないのでこれは本当に予想外で

DVD観ながら凍りついた。


隣の中国人夫婦も「オオウ…」と眉をひそめていた。


ちなみにこの中国人のご夫婦も、この病院での顔馴染みなんだけど

奥様がめっちゃ鬱ぎ込んでいて、旦那さんが全てを代わりにやってあげてるの。


奥様、病院には来てるけど、虚ろな目で座っているだけで

旦那さんが優しく話しかけても無反応。


赤ちゃんも旦那さんが抱っこしてる。


二人ともアラサーだと思われ、奥様は女優さんみたいにきれいな人。


順番を待っている間、そのご夫婦とお隣同士で座っていて

今日も奥さん調子悪そうだなあと思っていたら

我が息子こうちゃんが、奥さんに向かってガンガン行き始めた。


赤ちゃんには、空気とか関係ない。


手を伸ばしてバタバタする息子の陰に私は顔を隠して

どうしよう、こうちゃん初めて無視される経験をするのかなって怯えてた。


そしたら奥さんが私に


「カワイイネ、イッパイワラウネ」


って笑顔で、弱々しい笑顔で声をかけてくれた。


日本語で喋ってるの初めて見た…!


私はなんて返事したらいいか咄嗟に判らず

こうちゃんと一緒にこんにちはした。


「コンニチハ」


また弱々しい笑顔で言った後、奥さんはまた自分の世界に戻っていってしまったんだけど

それきっかけで、その人たちの赤ちゃんと遊んだりして呼ばれるまでを過ごした。


すごく押して、だいぶその状態で過ごしてから

やっと呼ばれて診察室へ。


大好きな先生とベテラン看護師さんに会えるとにこにこになったこうちゃんを見て

これからすごく泣くんだろうなあと思ったら気が滅入った。


大事な注射だから仕方ないけど。


いつものご機嫌検診後に、バスタオルから左腕だけ出ている状態にぐるぐる巻かれるこうちゃん。


白いバスタオルだったので


「わあ、ギリシャ神話みたい❗」


と思わず口走り、看護師さんに笑われた。


でも平和だったのはそこまでで、


今まで注射でほとんど泣かなかったこうちゃんが

大粒の涙をぽろぽろこぼしながら

真っ赤になって泣いてました。。。


その後よ。


ベテラン看護師さんが困った顔で


「こうちゃん自由人だからなあ、、、」


えっ👀⁉️もう判るの?


もしかして私から遺伝してるであろう事まで予測していらっしゃる?


看護師さんの懸念通りで、注射が乾くまでママがしっかり押さえて動かないようにしてなきゃいけないんだけど

そりゃあもう怒り狂いましてね、、、


さっきとは違う意味の大粒の涙をふりしぼりながら

大地が割れるくらい泣き叫び続けていた。


途方にくれる私。


私の声も聞こえないくらいMAXパワーで泣いてる。


そしたら、さっきの中国人ご夫婦の旦那さんの方が

指を鳴らしたりボイスパーカッションみたいな音を出したりして

こうちゃんをあやしてくれたの❗


それでこうちゃんもピタッと冷静になってくれて

まあ、早く俺を自由にしろ的なアピールはしてきたけど

おかげで泣きパニックは脱する事ができました。


ええ旦那さんや。。。


帰る時にそのご夫婦と赤ちゃんにバイバイしようと思ったんだけど

今度は彼らの赤ちゃんが泣きパニックのピークだったのでそれどころではなさそうで

そのまま帰って来た。


今度また会えたら、私から奥さんにアプローチしてみようかな。


できるかな。。。


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