可能である限り、食事は家族揃って。
これが私のポリシーの1つ。
勿論、ゆくゆくは無理だ。
夫はサービス業なので、帰りがとても遅い。
でもって、小さい子は早く寝るらしいから。
いっぱい遊んで、疲れて寝るんでしょ?
だから保育園行くようになったら無理だよね。
でも、可能である限り、であり、今は可能だから
私は食事の際、こうちゃんが起きていれば抱っこして夫の向かい側に座る。
夫婦だけで食事をしている場合、話が盛り上がっていると
こうちゃんはつまらないらしく、遠くから会話に参加してくるので
それなら初めから一緒にいればいい。
「ごめんねえ、こうちゃん1人でつまんなかったねえ。みんなで一緒にごはんしようね💖」
なんて言いながら後から参加させても
ちょっと膨れっ面。
最初から
「みんなでごはんだよー🎵」
と連れてきた方がご機嫌さんだ。
抱っこしながらで私の食事が遅々として進まないのを
夫は少々呆れ顔で眺めているが、私の好きにさせておいてくれている。
先に食べ終わった夫がこうちゃんを抱っこしてくれてから
私も普通に食べられるんだけど、夫に話しかけ
こうちゃんに話しかけ、やっぱりなかなか進まない。
そんな風に今までずっとしていたら、こうちゃんに変化が訪れた。
平日の昼、私がごはんを食べていると
こうちゃんも口を動かす。
エアもぐもぐだ。
こうちゃんもお腹がすいているのかと思ってミルクをあげようとすると、はね除ける。
目は私の口元をガン見である。
「大人はごはんなんだよー。今日は野菜タンメン。こうちゃんはミルク飲もうね🎵」
「ぶぐう❗」←鼻を鳴らす音。
不満そうである。
さっきはミルクを拒否したが、今は自分のお洋服をもぐもぐやっている。
この子、お洋服引っ張りすぎ。
だから全部びよんびよんに伸びちゃって、、、。
なんだ、やっぱりお腹すいてるんだ、と思ってミルクをまた差し出してみるが
やはりはね除ける。
こうちゃんの目が、「それをくれ」と言っている。
ギラギラした目で、私のタンメンを狙っている。
ば、馬鹿な、、、!
君はまだ、歯が生えていないどころか
首も座っていないんだぞ!
タンメンを食べたいと言うのか!
ミルクを飲みたまえ❗
結局、ミルクを飲むんだけどね、あんまり納得いっていない顔をするのよ。
「うわあ❗ミルク美味しいねえ✨」
なんて雰囲気を盛り上げてみるんだけど
疑っている目で見返してくる。
でも、嘘はいけない。
私は牛乳が苦手だし、粉ミルクはお菓子の味を薄くした感じ。(←飲んだ。)
だからちゃんと説明した。
「ママも赤ちゃんの頃はミルク飲んでたんだよ。覚えてないけどね。ミルク美味しいなあって思ってたと思う。」
って。
本気で話している時は、やっぱり解るんだろう、
疑いの目はやめてくれたから。
でも、食べ物に興味を示してくれるのは
かなり嬉しい。
20代の頃に、一時的に弟が私の家に居候していた時期があったのだが
帰って来た弟が
「お腹すいたー。美味しそうな匂いする❗今日ごはん何?」
って訊いてくるのがとても嬉しかった。
結婚したら、今度は夫が
「今日ごはん何?」
って言ってくれるようになって、またその嬉しさを味わえた。
食べ物を与える喜びって、雌の本能なのかな?
脳裏に母ライオンが浮かぶ。
昔はライオンより虎に憧れた。
ライオンが群れで狩りをするのに対し
虎は単独で狩りをするから、そっちの方が強いと思って。
でも今は、ライオンがいいやと思う。
雌ライオンって、狩りもするし子育てもするしで
人間で言うところのワーキングマザーなんだよ。
私は大して働いてないけれど、それでも親近感は湧く。
とりあえず今年いっぱいは私はカンガルー生活なんだけど
ゆくゆくはライオン生活になるだろうな。
その頃にはこうちゃんも、私のごはんを楽しみにしてくれるようになるかな?
「ママ、今日ごはん何?」
って訊いてくれるようになるかな?
なるといいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿