2020年7月7日火曜日

Facebookでよくある詐欺友達申請にとことん付き合った話


Facebookを使っていると最近よくある怪しい友達申請。


特徴は、

・異国の人で、

・職業は割とアカデミックなのが多くて

・配偶者と死別しており、

・投稿は少ない。


この手の友達申請を受けて、承認した事があるんですよ。


2年以上は前だったと思う。


しかも、1人ではない。


なぜ承認したかというと、前述の特徴を見て

こう判断したのです。


配偶者に先立たれた孤独を埋めるためにFacebookを始めた人だろうと。


お人好しかよ❗


と、今なら自分を笑えるけど、当時は本気でそう判断したんだよね。


更に勘違いをして、この人は日本に興味があるんだろうなと。


当時はまだ東京オリンピックあると思っていたので

私がこの人の相手をする事で、日本経済のインバウンド需要に貢献できるのでは、とまで思っていた。


微力ながら、貢献させていただこうと

私はGoogle辞書やらWeblio辞書を駆使して

色んな国の人にメッセンジャーで申請ありがとうから始まって

日々のたわいもないやり取りをしていた。


ちなみに、Google辞書は直訳用で

Weblio辞書では変な使い方していないかを確認する用でした。


最初は、本当にたわいもない会話。


あなたは兄弟はいるのかとか、何の仕事をしているのかとか。


日本に行ったら見ておいた方がいい場所はどこかとか。


本当に、丁寧に返事していった。


ある時藪から棒に、自分は珍しい病気で

医療費を支援してくれる人を探しているのだが

あなたもいかが?ときた。


これは自称イギリス人男性の場合で、

その次の韓国人女性の場合は、大切な人が難病で、だった。


その後のアメリカ人男性も、唯一の肉親である妹が難病だった。


神を信じるか?と訊かれて、

いるけれど自分の中にいると解釈しているから外には求めないと答えるやり取りもあった。


最後のアメリカ人男性の時にはもういい加減に気づいても良さそうじゃないかと思われるかもしれないが

これがね、すんごいおじいさんだったのよ。


で、若い頃に一度日本に行った良い思い出があります的な入り方で。


私は間違いなく人でなしなんだけど、

子どもとお年寄りにはどうにも弱腰で。


だから、これは詐欺だなと気づいてからも

詐欺のバイトをするに至った理由を妄想してしまい

縁の切り方を悩みまくってしまった。


本当に孤独な人だったらどうしよう、って思うじゃない?


詐欺は駄目だけど、孤独は事実だったりするパターンも

なきにしもあらず、、、ではないか?


そんな事を考えたらさくっと切り離せず

半年以上この辞書引きやり取りを続けていた。


私は英語は出来ないんだけど、ワインの調べものでは英語だろうがスペイン語だろうが辞書引きながら読みに行くのに慣れていたので

全く手間とも思わず、むしろ日常の一環として毎日誰かしらとメッセンジャーしていた。


全部が同じところ発信の詐欺だったのかもしれないし、

みんなバラバラでよくあるパターンなのかもしれない。


悩みながら続けていたこのやり取りは

3人とも、私の発した一文であっさり終わった。


「sorry, I have no savings.」


無敵ワード発動。


これを発動した時には、もう踏ん切りがついている。


そっちはドクターやらCEOやらなんでしょ?


こっちは庶民ですから❗


私なんかにたかるんじゃない❗


一昨日来やがれ。


私が大和魂を世界に見せつけた瞬間であった。



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