2020年7月1日水曜日

生後1ヶ月29日で、子連れ外食の練習をした話【生後59日の思い出】


この日は夫がお休みだったので、とあるお願いをしてみた。


それは、子連れ外食の練習をさせてほしいという事。


私はこうちゃんを連れてどこにでも行くつもりである。


気持ちはカンガルーなのである。


みんな❗陽子は今年いっぱいはカンガルーだから、そのつもりでいて❗


カンガルーは来るべき日に備えて、段階的に練習を重ねてきた。


最初は抱っこして家の前まで。


次は、そこの角まで。


新生児対応抱っこ紐を用いて、向こうのポストまで、

その先のファミマまで、スーパーまで、

と距離を伸ばしていった。


ベビーカーの練習もした。


夫と二人で。


その次は、一人のつもりで夫には手を出さずに付き添ってもらって。


こうして積み重ねてきた末の、外食トレーニングだ❗


色々な苦難が待ち受けているだろう。


レストランで働いていたので、入店から退店までの間ママが色々とやることがあるのは知っている。


細かいところは、省略する。


ギャン泣きとうんち。


この2つがポイントだ。


お友達とどこかにお出かけした時に

お友達に気まずい思いをさせたくない。


余談だが、私自身は子どもの泣き声もよだれも気にならないタイプであるが

世間には、全く耐えられない人も意外に多いのである。


お客様から、子どもの近くの席はいやだと言われた事が何回もある。


最初は驚いたが、もうレストランで受付にいると

めっちゃあるから慣れてしまった。


トイレに行ったついでに席を変えてくれとこっそり頼まれたりもした。


メモを渡された事もある。


子どもの隣の席しかあいてないなら結構ですとか言って帰られた事もある。


けっこうトラウマになっているよ。


まあ、色んな人がいるよね。


って事で、お友達は平気でも、隣の人は平気じゃないかもしれない。


ギャン泣きとうんちに対する私の対処がスムーズであれば

こうちゃんも含めて誰一人いやな思いをしない。


手際よく対処できる有能なカンガルー、それが私。


練習あるのみ。


うちのすぐ近くに、いつでももれなくガラッガラの和食ファミレスがあるので

そこならソーシャルディスタンスも保てるだろうと予測して

ドキドキしながら向かった。


本当に、いつもガラッガラなのだ。


最高3組しかいたことがない。


なのに芸能人(しかもそこそこ好きな人🎵)に出くわした事があるという

何とも不思議なお店である。


もしこうちゃんが泣いて、なかなか泣き止まなくても

他のお客さんから離れていればそんなにご迷惑にならないで済む。


ありとあらゆる苛酷なシチュエーションを想定して

ドキドキが止まらない。。。


目的のファミレスに着くと、入り口でテーブルとお座敷とどちらがいいか訊かれた。


私は夫に「どっちがいい?」と尋ね、

夫は「寝かせとけるから座敷にしたらいいんじゃない?」と答え、

お店の人も赤ちゃんがいるのでお座敷推しの空気を醸し出していたので

自然な流れでお座敷へ。


私はこのお店でお座敷席を利用した事どころか

まともに覗いた事さえなかったので、

席に案内されてびっくりした。


全テーブルが6人サイズ。


両側に座布団が3枚ずつ。


ひ、広い。


いいんですか、こんな広いお席使わせていただいて。


でも、今日もガラッガラだから、大丈夫かな。


こうちゃんを隣のお座布団に寝かせると

見慣れない景色にちょっとびっくりしたのか

ひっそりとげんこつをなめなめし始めた。


メニューをがさごそしても、オーダーしても

おとなしいまま。


広々とした席、おとなしいこうちゃん。


快適である。


・・・うん、全然練習にならないね!


お料理が来て、私達が食べ始めると、

こうちゃんが「ふえい?」と泣きそうな声を出した。


お、来るかギャン泣き⁉️


だがこうちゃんは、家と外とは違うと理解している赤ちゃんなのである。


ギャンする事なく、小さなお手々で私の足をとんとんして目で訴えるだけだった。


ミルクを与えると、目をきらきらさせてご機嫌でごくごく。


飲み終わってからゲップなんかさせて

また隣に寝かせると

「やだ、まだ抱っこしててよー」の甘え泣きもなく

見慣れない環境を楽しんでいるご様子。


あれ?


意外にお出かけ、チョロいかも。


この子、お出かけ上手なんじゃない?


その時、隣のテーブルに、2歳くらいの女の子を連れたご夫婦がやってきた。


しかも、私の憧れの、イヤイヤ期真っ盛り❗


お母さんが抱っこから畳に下ろそうとするとアクロバティックに反抗し

いきなり大泣き、絶叫。


お父さんが必死に


「りんごジュース頼んだから❗来るから❗大丈夫だから❗」


となだめていたが、とにかく全てがいやみたいで

泣き叫びながらバタバタ。


小さい子の声に反応して、こうちゃんも泣き始めるかなと思ったけれど

全く反応なし。


むむ、、、そんな感じ?


私がいちばん不安で練習しておきたかったのは

『出先でうんちされる』シチュエーション。


さあ、うんちをするんだ、こうちゃん❗


ママに練習させておくれ❗


今日まだ出てないから、そろそろでしょ?


だが、うんちはおろか泣き声すら出さないまま

平和に時は過ぎていった。


私がちょっかいを出しても、畳や座布団がお気に召したらしく

ご機嫌なままである。


赤ちゃんに気づいた隣の2歳ガールが興味を示し

こっちに歩いてきたりもしたが、何の反応もなしで

窓の光を見上げながら控えめに手足をバタバタして遊んでいる。


あまりの波乱の無さが物足りなくて、

追加でコーヒーを頼んでだらだら居座ってみるも

全く状況は変わらず。


ないしょ話をしているような小さな声で

私に「はあーう🎵」とか「ほうー🎵」とか話しかけてくるその顔は

ご機嫌200%である。


夫「うんちは?」


私「しない、、、」


夫「(笑)   帰るか?」


私「、、、帰ろうか」


帰り道での私は、複雑な気持ちだった。


トラブル対処の練習が全く出来なかったので残念でたまらない。


しかし、環境が変わってもパニクって泣いたりしないことは確認できた。


じゃあ、良かったのかな。


これって、飛行機の救命器具みたいじゃない?


説明は受けたけど、実際に練習はしてないから

有事の際にちゃんと出来るのか不安、というやつ。


スーパーに寄ってから帰った。


家に着いて、お茶を淹れて、二人でのんびりしていたら

こうちゃんが突然ギャン泣きした。


慌てて抱き上げると、ぴたっと止まり、

満面の笑みで私を見上げる。


うんちしていた。


遅いよーーー❗


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