2020年8月29日土曜日

【生後120日】こうちゃん看護師さんに怒る【生後3ヶ月29日】


この日も予防接種。


前日の夜に、夫がこうちゃんに話しかけていた。


「よお、おまえ明日病院らしいじゃん」


ちょっとガラが悪い。。。


よお、も駄目だし、おまえ呼ばわりも駄目だと言おうとしたら、続きが聞こえた。


「もしもしするんだろ? もしもし。もしもし。お口あーんしてくださーい。ちっくん。」


Σ(*゚Д゚*)


あ、明日の練習してるーーー❗


こうちゃんが嬉しそうに笑っていて、微笑ましかった。


そして翌日、病院に着くと、診察室から赤ちゃんの大号泣と


「大丈夫❗もう終わったから❗」


という大人の声。


今日こそはこうちゃんも泣いちゃうのかな。。。


出てきたのは、こうちゃんより二回りくらい小さい可愛い女の子だった。


涙をふりしぼって泣いている。


思わず


「頑張ったんだねえ」


と私が言ってしまったのと、こうちゃんがその子を振り返って一生懸命見ていたことから

その子のママとお話しする流れになった。


「ぷにぷにで可愛い。何ヵ月ですか?」


と訊かれたので


「もうすぐ4ヶ月です」


と答えたら、そのママは


「ええっ❗❗」


なんかめっちゃ驚いてる。


「同じくらいですか?」


と訊いたら


「5ヶ月なんですけど、、、大きくならないのが悩みで」


そういう悩みもあるのか。


本当にみんなそれぞれ違う。


こうちゃんが積極的なので女の子も泣き止んで笑いだして

とても和やかな時間を過ごした。


女の子も可愛いなあ。


帰るときにもこっちを見てにこにこしてた(*´ω`*)


呼ばれて入った診察室には、初めて見る若い女性の看護師さんがいた。


いつものベテラン助産師さんに監督されながら

めちゃめちゃ緊張していて初々しい感じ。


先生がこうちゃんに話しかける。


「こう君は、今日も上手にできるかな?」


私「昨日パパと練習したもんね?」


先生「パパと練習したのー?すごいねえ!じゃあ、もしもしからするよ?」


聴診器を当てられて、こうちゃんは楽しそうである。


とっても楽しそうである。


先生「よーし、じゃあ次は、お口、、、あれ?」


こうちゃんは、しっかりと先生の聴診器を握りしめていた。


楽しそうである。


先生と私がどうやっても離してくれないので焦っていたら、新しい看護師さんが突然に

無理矢理こうちゃんの指を開かせようとした。


それがかなり強引に思えて、一瞬びっくりして血の気が引いたが、先生がさっと


「よし、じゃあこれはこう君にあげよう」


と聴診器を首から外してくれたので、看護師さんは手を離してくれて、私の血の気も戻った。


お口の中を診てもらった後で、いよいよ注射。


抱っこして注射してもらうのはこれで3回目なんだけど、初めて看護師さんが、こうちゃんの顔を押さえて横を向かせた。


今までこんなの無かった。


大好きな先生のお顔を見ていたこうちゃんは、これがいやだったらしく、ちょっとバタついた。


私はいつもの台詞


「こうちゃん、先生が今からお注射してくれるんだって❗嬉しいねー🎵」


と声をかけながら、怒って泣くんじゃないかと思っていた。


そして針が入ってくる瞬間、注射嫌いのママが緊張してしまう瞬間、

その看護師さんが更に念を入れてこうちゃんの顔を押さえたので、こうちゃんは


「うに"ゃあ"❗」


と大きな声を出した。


怒ってる。。。


看護師さんは「痛かったねえ」って言ってたけど、たぶん違う。


お顔を押さえられたのがいやだったんだと思う。


この子が注射で泣かないのは、先生のことが大好きで、先生のお顔を一生懸命見てそっちに注意がいってるからだと思ってる。


だから今日みたいなのはいやだな。


正式なやり方はそうなのかな。


なんか可哀想だったな。


でも注射が終わってすぐ、先生が前かがみになってこうちゃんとお話を始めてくれたので、今回も泣かなかった。


なら、いいのかな。


ちょっともやもやするけど。


聴診器は平和に取り戻された。


看護師さんはどこに注射したのか見失っていて、絆創膏が貼れずに困っていた。


まだ不慣れなんだろうな。


めっちゃ若いし、もしかしたら初めての現場の可能性もあるし、うちの子は泣かないから、まあいいのかな。


先生も私の感情の動きが解ってるみたいだったから、あのファインプレー(聴診器を手離す、終わった後すぐに話しかける)だったんだろうな。


そんなことを考えながら帰ってきたら、お向かいのおばちゃんに会った。


朝のごみ捨てトークの時に、今日は予防接種に行くと話していたので、こうちゃんはいきなり


「おかえりなさい❗お注射頑張ってきたのよね?偉いわねえ❗」


と労いの言葉をいただいた。


次回の予防接種は、検診も一緒にやってもらう事になっているので、私には上手く計れない身長が明らかになる予定❗


こうちゃん、楽しみだね🎵



2020年8月27日木曜日

【生後119日】無反応おばあちゃん。私のご近所物語【生後3ヶ月28日】


うちのご近所さんたちはお年寄りが殆どで、しかもここに長く住んでいる人ばかり。


我が家だけが新参者なのだが、皆さんとても親切で、仲良くしてくれている。


ゴミ出しやお散歩、スーパーの行き帰り等で会えば、しばらく立ち話もしてくれる。


その中に一人だけ、まだ話したことのないおばあちゃんがいた。


息子さんと同居しているのだが、その人は夫と同世代に見えるので、おそらくおばあちゃんは70代。


小さくて、背中が完全に曲がっていて、いつも自分の爪先を見ながらゆっくり歩いていく。


あれでは前が見えないからぶつかったりしないのだろうかと心配になる歩き方だ。


夫も私も、会えば「こんにちはー」と挨拶するのだが、何も聞こえなかったかのようにそのまま歩いていくので、お歳だから耳が遠いんだと思っていた。


この日私は、こうちゃんを抱っこして図書館から帰って来たところで、前方にそのおばあちゃんを見つけた。


おばあちゃんはとてもゆっくり歩くので、自然に追い越す事になるのだが、その瞬間にいつものように「こんにちは」と言った。


勿論、反応が返ってくるなんて思っていなかった。


ところが❗


おばあちゃんが足を止めた。


ゆっくり私の顔を見上げ、にこっとした。


あんまりびっくりしたので、スローモーションで覚えている。


それからゆっくり目線が動いて、抱っこ紐を見た。


わあ、みたいに息を吸った後、すごく穏やかな声で


「見せて」


と言われた。


初めて声を聞いた❗


というか、目が合ったのも初めてだ❗


私はおばあちゃんの目線に合うようにちょっとかがんで、こうちゃんのお顔を見せた。


「まあー、可愛らしい」


「ありがとうございます」


たまに接客業が抜けきらない切り返しがいやになる。


「ぷくぷくね」


「そうなんです、ちょっとおデブちゃんで、、、」


「元気そう。あら、笑ったわ。可愛らしい」


おばあちゃんはしばらくの間、笑顔でこうちゃんを眺めて、いきなりまた歩き出し、こう言った。


「女の子ね」


初めて言われたからびっくりした。


私も遅れて歩き出しながら


「男の子なんですよ」


と言ったら、おばあちゃんは意外な速さで戻ってきて、もう一度こうちゃんの顔を眺めた。


こうちゃんもおばあちゃんを見つめている。


おばあちゃんと赤ちゃんが見つめ合っているのは、なかなか素敵な光景だ。


写真を撮りたいような、平和な光景だった。


「優しいお顔してるから、女の子だと思った❗」


と言って、おばあちゃんは背中を伸ばして笑った。


なにからなにまでびっくりする出来事だった。


聞こえてたし、話してくれたし、意外に速く動いてたし、女の子だと間違われたし、背中伸びたし❗


初めてあのおばあちゃんの顔をちゃんと知った。


声もそうだ。


知れて良かった。


いつもはきっと、まっすぐ歩を進める事だけで一生懸命なんだろうな。


この日は多分、体調も良くて、余力があったのかもしれない。


なんにせよ、いい日が巡ってきた事に感謝。


ずっと挨拶し続けてて良かったなあ。


途中でやめてたらこんな日は来なかっただろう。


またお話しできるといいな。


2020年8月25日火曜日

【生後118日】ママ爆睡事件【生後3ヶ月27日】


昨夜は、夜ごはんも作らずに明け方まで爆睡し続けるという失態を犯した。


夫が帰宅したのは何となく覚えている。

(レストラン勤務なので帰り遅い)


手に袋を持っていたから、何かを買ってきてくれたんだなと思ったのも覚えている。


あと、夫がこうちゃんにミルクを飲ませてくれているのを見た気もする。


私が正気に返ったのは、3時半でした。。。


テーブルの上にマツキヨの袋があって

中を覗いたら、粉ミルクと、赤ちゃん用のミネラルウォーター(夫はミルク以外の赤ちゃんの飲み物にとても興味を持っている)が入っていた。


ぱ、パパ❗


なんて思いやりに溢れているの❗


なのに私、なんでこんなに寝続けてごはんも出さずに

なんてひどい妻❗


夫を叩き起こして(←鬼)

ごはん食べますかと訊いたんだけど

要らないって。


そりゃそうですよね❗


3時半ですもんね❗


たっぷり寝た私は、暗いベッドルームで目が冴えてしまって

ひたすら自分を呪っていた。


朝早く起きて、夫にまた謝って

しらすパスタでも作りましょうかと申し出たんだけど

朝は要らないって。


ですよね❗


いっつも食べませんもんね❗


挽回のチャンスなし。


「あのー、、、怒ってても、許す隙を用意してくれてると助かるんですが、、、」


と、どの口が言うんじゃいって台詞を吐いたら


「いや、怒ってないよ。なんかようこさん2回くらい起きたんだけど、寝ながら起きてたから、こりゃ無理だなって思って俺も寝ちゃったんだよ」


そうか、怒ってないのか。


でもがっかりはしただろう。


だって唯一の趣味パチンコをやめて以来

夫の趣味は、帰って来て私のごはんを食べることだけなんだから。


大事なごはんを、、、


私はなんてことを、、、


でもまあ、時間は巻き戻せないので

今夜のごはんをおいしいやつにしようと思います。


やっちまったもんは、しょうがないもんね。


ドラえもんがいたら、タイムマシンで戻って私を叩き起こしたいけど。


夫は私が育児で疲れて寝てたと思ってるのかもしれないけど

違うんだ。。。


こうちゃんはあんまり大変じゃないの。


昨日はダイエットをめちゃめちゃ頑張ってたの。。。


脇腹の肉を取ろうとしてめっちゃスタンディングサイドクランチしてたの。。。


これでもかというほど、ふんふんやってたの。。。


情けなさ過ぎる。



2020年8月24日月曜日

【生後114日】初めてのお友達【生後3ヶ月23日】


生後114日で、こうちゃんは初めてお友達に会えました❗


コロナ真っ只中の4月末に出産して以来、病院とスーパーくらいしか外出していない。


たまに近所のがらっがらのファミレス。


あとは家から徒歩2分かからない距離の図書館。


普通の時期に出産していたら、今頃ママ友やこうちゃんのお友達も出来ていたんだろうか、とたまに考えてしまう。


本当のおばあちゃんたちにもまだ会えていない。


近所のおばあちゃんたちに愛でられているけれど

当然の事ながら、スキンシップはない。


仕方がないけど、ちょっと寂しい。


人恋しい。


そんな時に、アウトドア部のお友達Sちゃんが

うちの隣駅まで検診に行くと連絡をくれたので

待ち合わせてランチする事にした。


彼女とは、妊婦時代に一緒にキャンプに行っている。


だから赤ちゃんたちは、お腹の中にいる時からのお友達。


こうちゃんの、最初のお友達。


それが、やっと今日会える❗


顔を見る前から既に感動している私。


この日は本当に私の中で大事な記念日になった。


抱っこ紐姿のSちゃんの姿を見つけただけで、ものすごい感動。


その息子ちゃんは、目元がSちゃんそっくりの

めちゃんこ可愛らしい赤ちゃんだった。


「可愛いーーー❗THE 赤ちゃん、って感じ💕」


と感想を述べたら笑われたけど、うちのこうちゃんはTHE 赤ちゃんじゃないんだよね。


なんか、、、ゆるキャラ?


おむつのモデルには絶対になれない顔(笑)


さて、こうちゃんは、どんな反応を見せてくれるでしょうか。


普段、鏡の中の赤ちゃん(自分)を見てえらい笑ってるけど

リアル赤ちゃんを見たらやっぱり笑うのだろうか?


これね、残念ながら、私からはよく見えませんでした💦


なんか一生懸命見てたけど、それだけ。


めっちゃ見てるだけ。


かたやSちゃんちのRくんは、ちらっと私を見てから目を伏せて

その後こっそりまた私を見たりしていた。


恥ずかしがり屋さんかしら?


こうちゃんは相手が誰であれあんまり目をそらさないから

これはとても新鮮に感じて、きゅーーーん💕となりました。


お店に入って座ってからも、こうちゃんは向かい側の親子を見てはいたけど

あんまり解ってないご様子。


めっちゃ見てたから、興味はありありなんだろうけど。


私がふふっと(こうちゃんにバレないように)笑ってしまったのは

こうちゃんが一言も声を出さないところ。


この子! 緊張してる❗


こうちゃんでも緊張したりするんだなあ(笑)


お席がベンチシート型だったので、こうちゃんを横に寝かせてSちゃんとお喋りしていたら、

私にしか聞こえないくらいの声で、こうちゃんが何かを知らせてくれた。


最初は何だか解らなかったんだけど、すぐに謎が解けた。


テーブルの下で、こうちゃんからは向かい側の席に寝かされているRくんが見えるので


「ママ、誰か見えるんだよ?」


と教えてくれていたらしい。


さっきから一緒に歩いてきたよー(笑)


やっと自分のペースを取り戻したと見える。


びっくり&感激したことには、Sちゃんがこうちゃんに絵本とボールのプレゼントをくれた。


ありがとう❗


こうちゃんにボールを見せてみたら、迷いなくひっ掴んで

その後ずっと離さなかった。


いきなりお気に入り。


その頃には、Rくんもちょっと慣れてきて

私と目が合うようになってきた。


絶対に男の子なんだけど、女の子でも通るようなきれいな目元で

まん丸のキラキラした目でこっちを見てくれる💕


こうちゃんのほっぺ肉に埋もれたキラキラお目めとはまた違う可愛さ💕


赤ちゃんて、可愛い❗


知ってたけど、もっと可愛く感じるようになった。


久しぶりにお友達に会えたママはご機嫌、こうちゃんは途中から爆睡。


帰りがけに、おむつ交換台の上に赤ちゃん二人を並べて記念写真を撮った。


Rくんの方が1ヶ月先輩なんだけど、こうちゃんの方がでかかった。。。


この子が寝返りをまだ打たないのは、重いからなのではという疑惑が私の頭をかすめた。


ちょっとの時間だったけど、楽しかったなあ。


この子たちを連れて、またキャンプに行きたい。


私は毎月キャンプに行くことで、こうちゃんを色んな人と触れあわせたいのである。


色んな年齢の、色んな大人や子どもと一緒に過ごす時間を

最低でも月一回は設けたいの。


幸いにもこうちゃんは人に興味があるタイプに見えるから

たくさんの人を見て、たくさんの違う声を聞いて

色んな景色を見て

色んなことを感じながら大きくなっていってほしい。


こうちゃんに、お友達がたくさんできたらいいな。


*  *  *


いただいたボール、こうちゃんが夢中過ぎてすごい。


両手で掴んで引っ張ったり(超人ハルク状態)

何とか口に入れようとしたり(永遠に無理)

離そうとしてるのに自分が指開かないからずっと手にくっついたまんまでパニックになったり(ママ爆笑)

大興奮です。


絵本は、まだ解らないみたい。


でもじーっと見てる。


素敵なプレゼントありがとう❗



2020年8月21日金曜日

【生後113日】なかなか寝ないのは【生後3ヶ月22日】


眠そうなのに、寝落ちする寸前でぐずり

抱っこしてるとまた眠そうになっていくけど

いよいよ落ちそうになると、また泣く。


でも眠いから、弱々しく「ふにい」とか言ってる。


こういう時、私は、どこか蚊にくわれて痒くて“寝られない”んじゃないか

または、ちょっと気持ち悪くて“寝られない”のかなとか

そういう風に考えてた。


でも夫が言った。


「ようこさん、寝れないんじゃなくて、起きてたいんだよ」


と。


目から鱗だった。


こうちゃん、もっと遊びたいんだね。


今日もいっぱい遊んだけど、それめちゃくちゃ楽しかったんだね。


愛おしさが増した。



2020年8月20日木曜日

【生後112日】パパが赤ちゃんと二人お風呂デビュー【生後3ヶ月21日】


この日は、夫にたくさんこうちゃんと一緒にいてもらった。


というのも、確かにそばにごろんしてはいても

スマホいじりながら片手間にあーとかうーとか返事するだけ。


プロフェッショナルでもベテランでもないくせに片手間にやろうなんて生意気。


それに、こうちゃんがパパを見ているのに、パパがスマホしか見ていないとは何たる怠慢❗


というか普通に失礼。


返事する時くらい目を合わせなさーーーい❗


と言ったら


「ちょっとトイレ」


小学生みたいな逃げ方するんじゃありません。


育児ってのは、始まったら一時停止も中断も無いの。


生きてるんだから。しかもまだなんにも出来ないんだから。


自分に余裕がある時だけめっちゃ可愛がりますなんてのはペットでも許されない事よ。


これは対人関係に誠意を持って臨んでいるかの問題です。


なんて事を静かにかつ一方的に語った後から

夫がスマホを離して、こうちゃんと仲良しタイムを始めてくれた。


すごーい!


頑張ってるーーー❗


でもぐずり始めると手こずっていた(笑)


そして、突然


「よし❗一緒に風呂だ❗」


ええーーー❓️❗


今まで、一人では入れられないと逃げ回っていたあなたが❓️❗


首が座ったらやると言いながら全然やらなかったあなたが❓️❗


私が横に張り付いてレクチャーしながらでも、途中でビビって放棄したあなたが❗❗


す、すごいじゃないの❗


夫は颯爽とリビングで全裸になり、こうちゃんも全裸にし おむつまで取ってしまい

ジャングルの親子的な後ろ姿を私のまぶたに焼き付けながら

バスルームへと消えていった。


自信に満ちていた。


バスルームに行くまでにおしっこされたらどうしようとかいう小さい事は気にしない男らしさであった。


手伝ってくれとも言わなかったな。


ふむ。。。


私は感動に浸りながら、夫がどういうつもりか開いたまま放置していった使用済みおむつを丸めてゴミ箱に入れた。


私も小さいことは言うまい。


数秒後、バスルームから

こうちゃんの爆発的な大号泣が聞こえてきた。


うん、パパってちょっと雑だからね💦


これまたどういうつもりか置いていったこうちゃんの脱がされた服と新しいおむつを持って

バスルーム横の洗濯機に向かった。


大号泣は止まっていた。


私はバスタオルを拡げて用意して

おむつを置いて戻った。


数分後、夫が「ようこさあーーん」

と呼ぶのでバスルームに行ってみたら

ジャングルの親子はまだ泡だらけだった。


こうちゃんはお困り顔になっている。


「ちゃんと声かけて安心させながらやった?」


「やったよー。“大丈夫だから❗大丈夫だから❗”ってずーっと言ってたよ❗そしたら泣き止んだ🎵」


それは安心したのではなく諦めたんじゃないのかと思ったが

夫が達成感いっぱいだったので言うのはやめた。


私はパパがこうちゃんの泡を洗い流すところだけ見学できた。


晴れ晴れとした表情のパパからこうちゃんを受け取り


「パパとお風呂楽しかったかな?」


と話しかけながら体をふいておむつをしてあげた。


こうちゃんは固く握ったげんこつを両方口に押し当てて

考え込むような顔をしている。


ちょっとびっくりしちゃったのかな?


ママも雑な方だけど、パパには負けるからね。


でも、記念すべき日だ。


パパが初めて一人でお風呂に入れた日✨


いつもゴミ出ししてくれるし、たまにお皿も洗ってくれるし

パパはすごいなあ。



2020年8月18日火曜日

【生後111日】こうちゃん、スタンディングオベーションを受ける【生後3ヶ月20日】


今朝は、B型肝炎の予防接種2回目でした。


いつもこうちゃんは素敵な発生練習で私達を起こしてくれるんだけど

今朝はぐっすりさんだったので、夫にこうちゃんをお願いし

私だけベッドルームを抜け出してシャワーへ。


いつもと違うことって、あんまりしない方がいいと後で知ることになる。


シャワーから出たら、夫も降りてきていたので


「こうちゃん起きた?」


と訊いたら、起きたって言うんだけど

何の声も聞こえない。


いつもなら、朝がいちばん元気で、うきゃうきゃ言いながらバタバタ遊んでいるのに。


服を着て出てみたら、リビングのこうちゃんスペースで

こうちゃんがきょとんとした顔でじっと転がっていた。


夫がミルクをあげようとしても飲まないって。


私が日焼け止め塗ったり眉毛描いたりしている間も

夫に抱っこされながら、無言。


しまいにはしくしく泣き出した。


やっぱりミルクも要らないって。


それでそのまま抱っこひも装着して、病院へ出発したんだけど

徒歩7分の道のり、ずっと私の顔を見上げて

すごい力で私にしがみついてた。


目が覚めた時ママがいないと、こんなに元気なくなっちゃうの⁉️


そういえば、そんな日は今まで1日しか無かったな。生後1ヶ月の頃。


私の理解では、パパかママかどっちかいればOKだと思ってたんだけど

実際にはその1日以外はママが絶対いたわ。


悪いことしたなあと反省しながら、病院までの道を

お花や雀さんを一緒に見ながら、ゆっくり歩いていった。


病院には時間より前に着いたんだけど

このタイミングでやっと


「ママ❗僕ミルク飲みます❗」


長時間寝た後の初ミルクだから、これは大人の都合で待たせてはいけないと思い

持ってきた哺乳瓶を咥えさせると、、、


左手で哺乳瓶を、右手で私の脇腹をしっかり掴んで

私がいる事を見張りながらゆーーーっくり飲んだ。


がーん❗(|||´Д`)


朝いなかっただけで、こんなにも不安にさせている❗❗


これからは気をつけよう。


ママは、いつも、います。


助産師さんたちはそっと診察の順番を入れ換えてくれたみたいで

後から来たおばあちゃんが先に呼ばれて

こうちゃんがいつもの倍の時間をかけてミルクを飲み終わった時に私達が呼ばれた。


あえて言葉に出さない心遣いに感動。


すっかり調子を取り戻したこうちゃんは

診察台のシーツを掴んで離さず引きずり落とし、助産師さんの服を掴んで離さずにこにこしまくり。


前回から、首が座っているのでママに抱っこされながらの注射になったのだが、その体勢だと先生の机の上が見えるので、興味津々で乗り出していた。


「こう君、今日も“もしもし”から始めるよ。いいかな?」


と先生が聴診器を近づける。


元々平気ではあったのだが、念には念を入れておうちでも“もしもしごっこ”をしているので

むき出しのお腹を触られることには全く抵抗なし。


げろりんちょをした後に私がガーゼでがしがし口の中を拭くので、お口の中をいじられることにも全く抵抗なし、むしろ大歓迎で

先生が「こう君、次はお口の中を見せてくれるかな?」と言っただけで、ご機嫌でお口ぱっかーんである。


この2ステップだけでも寄ってたかってやんややんやと褒められているので、こうちゃんは絶好調の最高潮。


その後の注射は、今まででいちばん上手で、一瞬も顔を歪める事無く、泣きかけることもなく、平気の平左で終了した。


「すごいね、こう君!」

「今まででいちばん上手だったねえ!」

「こう君は本当にお利口さんだねえ!」


後ろから覗いていた看護婦さん、受付のお姉さんまでが

拍手して誉めちぎってくれた。


こうなってくると私はもじもじしてしまうので

小さい声で「立派だったねえ」と囁くに留めた。


すんなり終わってしまって少し時間が出来たのか

先生がしばらくこうちゃんとお話ししたり遊んでくれた。


この病院は、お年寄りと子どもが多いので、予約をしてもどんどん後ろにずれていくのだが

時間を巻き戻そうとせずにしっかり0歳の患者ともコミュニケーションを構築していこうという姿勢が素晴らしいと思う。


だから地域の皆さんから愛されてるんだなあ。


そのうち人見知りの時期に入っても、ここの人たちにはイヤイヤしないといいな。