今日は、一緒にごろんしながら本を読んでいたら、
こうちゃんがお手てを頑張って開こうとしながら
でも中途半端に指先は曲がったままの状態で
私の腕をとんとんしてきた。
いつもの
「ママ、抱っこしない?」か
「ママ、おむつ換えない?」だと思ったら
何か様子が違う。
とんとんよりも力が入っている。
ははあ、これは、掴もうとしてるんだな。
こうちゃんの小さな手では、私の腕を掴むのは無理なので、
ゆっくり私の腕をスライドさせていって指の位置に変えてあげたら、
ここぞとばかりにぎゅっと握った。
でも指先がさっきの曲がった状態だから
いつもみたいにちゃんと握れていない。
なるほど、微調整もまだ出来ないのだな。
こうちゃんは、眉間にしわを寄せながら手を不器用に動かし
ふとしたはずみで指が真っ直ぐに伸びたので
やっと私の指をぎゅっと握れた。
「ふあ❗」
吐息のようなひそやかな声で喜びを表現していた。
その後、ぐいっと引き寄せて、私の指をなめなめする。
ほほう、これを腕でやろうとしていたのね。
無謀だなあ(笑)
でもなめてみたら、「これ、いつもの指じゃん❗」
と気づいたようで、パッと手を離し、
また私の腕をとんとんする。
握れない。
だから引っ張れない。
ゆえに、なめなめも出来ない。
お手てを拡げてみたり、握ってみたり、
ママのお顔をもの問いたげに眺めてみたり。
時間がすごくゆっくり流れる。
たかが手を使うだけのことも、最初は未知の世界。
自分の手がきれいにぱっと開いたのを見て
びっくりして固まったりする。
全部が不思議なんだろうなあ。
こうちゃんの手をとんとんしてあげてから
目の前でぐーぱーしてみる。
こうちゃんのお手ても、もぞもぞ動く。
私が笑うと、こうちゃんも笑う。
私が「がーっ❗」と言うと
こうちゃんもお口を大きく開けて笑う。
それでまたお手てをとんとして
ぐーぱーを見せる。
獲物の捕り方を子どもに教える母ライオンの気持ちが解った気がする。
繰り返し繰り返し、真似っこ遊びが続く。
お外は暑いから、昼間はこんな過ごし方。
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