SUGIZOという人は、
めちゃくちゃ個性的で目立つのに、
周りにいる人の良いところを引き出して際立たせる才能があるんだな。
私は若い頃は、個性的な人というものは周りから浮くものだと思っていた。
でもSUGIZOを知って、そうではないパターンがあることに気づいた。
自分の個性も相手の個性も打ち消さない、
とても難しいバランス感覚だと思う。
SUGIZOだけじゃない、1人に気づいた後は
この人もそうだ、あの人もそうだと
次々に気づいていった。
なぜそういう事ができる人がいるのか、
できない人とは何が違うのか。
他人に対して愛に起因する興味があるかどうかなのではないかと思う。
私が個性的かどうかはよく判らない。
そう言われた事はたくさんあるが、毎回いやな気持ちになった。
あんたは普通じゃないね、転じて、あんたは手がつけられない変わり者だわ、と言われているような気分になるからである。
はあ、とか、そうですか、なんて言いながら、心の中では
「個性がない奴なんていないだろ。あんた人間わかってる?」と毒づいていた。
大人になるに従ってあまり言われなくなったのは、
私が言われ過ぎた結果没個性な人間に変わったからなのか、
それとも手がつけられない我が道を往くキャラを積極的に前に出して相手の口を封じる処世術を身につけたからなのか。
どちらも合っているし、どちらも正解ではない。
今私がなにも言われないのは、私の周りにいる人たちが
そんなつまらない事を言わない人ばかりだからだ。
人の個性を自分から積極的に紐解きに行き
批判や拒否をせず、そのままを受け入れて、応援する時は全力。
気づいたらそんな人たちが周りに増えていた。
私の息子がどんな性格でなにを好きかまだ判らないけれど
周りからそのままを認められて、この子も周りに対して垣根や先入観を持たない
バリアフリーな人間関係で生きていけたらいいな。
息子の名前は、漢字だと女の子の名前に見えて、読み方と合わせると性別がパッとは判らないようになっているんだけど
これは私の、そういう想いが反映されている。
自分も人も尊重できるのがいちばんだ。
"【清春】 「20th Century Boy」feat.SUGIZO LIVE DVD The Birthday"
↑
SUGIZOと清春の組み合わせはかなり控えめに言っても最高。
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