2020年3月3日火曜日

妊婦はいつまで働けるのか



妊娠した事を職場に告げた時、「いつまで働けるか」を確認されました。

これ、めっちゃ困った。

だって、、、判らないもん。

判らないので、色々調べた結果、以下のポイントが洗い出されました。

🌟人による。

🌟欧米では直前まで働く。

🌟日本では産休は出産の1ヶ月半前から。

🌟私が過去に一緒に仕事した妊婦さんたちは出産1ヶ月前から数日前まで働いていた。

これらのポイントに、私が決して若くなく(出産時には40歳)
初産である事、働いていないと頭おかしくなりそうな事を加味して考えました。

そして出した結論は、「3月末まで働く」

出産予定日が5/6なので、まあまあ1ヶ月前という事です。

しかし、4ヶ月前である年末に、突然の腰痛で歩けなくなり、
一時的に復活するものの、激痛でまた歩けなくなっていき、
3ヶ月前である1月末には整形外科の先生から「おそらくヘルニア」と言われ、
2月頭に引退しました。


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ヘルニアのくだりは、過去ブログ
【整形外科→産婦人科】へ、、、ヘルニア⁉️
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1ヶ月前まで働けると思っていたのに、
2ヶ月半ちょい前にリタイア。

最後の方は本当に辛くて、
背中から足まで湿布だらけ、サポーターとベルトの重ね付けで何とか出勤してました。

でもサービス業あるあるで、無意識に平気な顔しちゃうんですよね。

ある日、夫がお休みの日に、お仕事帰りの私を駅まで迎えに来てくれた事があって、
普段15分かからない駅から自宅までの道を
私が痛みで息も出来なくて涙流しながら40分かけてへろへろ歩いている現実を初めて見て

「ようこさん、すぐ辞めよう!」

って言ってくれたのですが、

「でもうちのお店、人足りてないし」

「世間の妊婦さんたちは1ヶ月半前まで会社行くし」

「いきなりもう駄目ですとか言ったら、これだから妊婦はみたいに言われて、世界の妊婦の立場が弱くなるし」

と、なぜか世界の妊婦の立場を考えるくらいに頭がぶっ飛んでしまっていて(笑)
ちょっとぐずぐず頑張ってしまいました。

その頃の日記、空白です。

いつも何でも記録するのに、そこだけ何にもない。

お買い物したレシートすら貼ってない。

もう駄目ですと正直に言えたきっかけは、
何かの話をしている時に店長さんがポロっと

「自分たちのお店を創っていきたいから、他店からのヘルプは断ってるんだ✨」

と口にして、

「え❗どこのお店も大変だからヘルプが来てくれないんじゃなくて、断ってるって、、、❗
断る余裕が、、、あったって事ですか、、、❓❗」

とショックに撃ち抜かれ、その瞬間
名作アニメ『フランダースの犬』のラストシーンのごとく
天使がたくさん頭上から舞い降りてくるのがマジで見えて、

「ああ、もう頑張らなくていいんだ、、、パトラッシュ、、、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだかとても眠いんだ、、、パトラッシュ、、、」

と、一気にモードが切り替わりました。

その夜、夫に「限界だからもう辞めるって言う」と伝えたのですが、
あの時の夫のホッとした顔は忘れられません。

で、妊婦はいつまで働けるのかの結論ですが、
やっぱり、『人による』です。

ヘルニア騒動が無かったら、今もまだ働いていたかもしれません。

でも、腰とは別のトラブルが起きていたかもしれません。

どちらにせよ、優先すべきは赤ちゃんの安全であり、
それはすなわち母体の安全でもあります。

世間の妊婦さんたちは確かに産休が始まる1ヶ月半前まで頑張っている人が多いかもしれませんが、
それ以前にお休みに入る妊婦さんだっているんです。

様々なトラブルによるものかもしれないし、
お腹の赤ちゃんと向き合える時間をたくさん取りたいという理由もあると思います。

私は最初、みんなよりも前にドロップアウトしてしまったという挫折感に襲われていましたが、
毎日おうちで静かにしていると、赤ちゃんの動きが逐一感じられるので、それに癒されて
こんな生活もいいもんだなあと思えるようになりました。

そして、在宅でできるお仕事も色々ありますからね、
赤ちゃん最優先で、柔軟に生活を変えていけばいいだけの話だわ、って
今は思います。


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