2020年3月31日火曜日

コロナに怯える妊婦さんたち


先日の安倍首相の会見で、良さげな薬も見つかったし状況は少しずつ進んでるんだぜ!
というような印象を持ったけれど、妊婦的には全く状況は変わっていない事を知り
がびーん。

そんな34週5日。

会見で出てきた
新型インフルエンザ薬アビガンという薬は、妊婦は勿論のこと
これから赤ちゃんを作ろうという男女も飲んではいけないものだった。

命がかかっている場合には仕方がない場面もあるのかもしれないけど
あと1ヶ月ちょっとで出産の私は絶対に飲みたくない。

だから、絶対に感染したくない。

他にも会見で出てきたお薬は、まず
エボラ出血熱の「レムデシビル」

これは3月から治験開始したばかりなので、今私が感染してもきっと登場しない。

それから、すい炎の治療薬「フサン」

これも駄目。

「妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。〔動物実験で大量投与により、胎児死亡率の増加(ラット、ウサギ)および体重増加抑制(ラット)、分娩率の低下(ラット)が報告されている。〕」

ね、無理でしょ?


とにかく、出産までは絶対に感染しないように気をつけまくる。

産まれてからも、気をつけなきゃいけないけれど
今私が集中するのは、今感染しないこと。

ネット上には、怯える妊婦さんがたくさんいる。

私とは違って、今も電車に乗って通勤している妊婦さんたちの悩みは複雑で
気持ち的には今すぐ会社を辞めてでもお腹の子を守りたいけれど
会社を辞めると育休がなくなり、保育園も入りにくくなる未来を考えるとそうもいかないって。

私が仕事を辞めたのはヘルニアで歩けなくなったからだけど
そうでなくても辞めてた。

職場の立地がコロナ的に危険過ぎたから。

事実、辞めた翌週に同じ街で感染者が発覚し
その人の通勤経路は私と全く同じと思われた。

私は不良大人だから、金なんかどうにかなると信じて子ども(と自分の腰)を守るべくさっさと撤退したけれど
ちゃんとした大人だったら、色んな事を考えるから
簡単にはいかない。

ゆえに、全国に悩める妊婦さんがいる。

Twitterでたまに見る「#自粛と給付はセットだろ」というタグはあまりに過激だと思いはするものの
気持ちは解る。

出産予定の病院で感染者が出たので転院を希望した妊婦さんで
見つかった転院先は出産費用が高くてその差分を保証してもらいたいと嘆いている人がいた。

そういうケースもたくさん出てくるだろう。

今はニュースを見ていても、高齢者、中小企業、飲食業、宿泊業、低所得家庭の話ばかりだけど
小さい子の感染例も出てきたし、そろそろ子どもたちや妊婦さんたちの話も出てきてほしい。

私はまだメンタル大丈夫だけど、不安で取り乱しちゃう妊婦さんだっている。

政府も大変だろうから、今すぐ何とかしろとか叫んだりはしないけど
早めに対策が打ち出されたらいいなと思う。


余談。

志村けんがコロナで亡くなった。

夫はYouTubeで昔のコントを観まくって
「本当に志村けんは面白いなあ🎵」
と大笑いしている。

ある意味、最高の追悼だと思った。



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